「プロジェクト」とは

「オペラ演奏研究部門」について

    伝統的なモーツァルト研究でたくさんの重要な人材を世に送り出してきた国立音楽大学のオペラ研究をさらに進めようと、2008年度から大学の音楽研究所の一部門として「オペラ演奏研究部門」(オペラ・プロジェクト)が立ちあげられました。 主にモーツァルト以外の作家のオペラ作品の研究を通して、時代に即し世界に通づる、新しいオペラ演奏家を輩出するべく「くにたちの声」を結集してこのプロジェクトは展開されています。 そのスタートとして2008年度から4年間をかけて、世界中のオペラ劇場のレパートリーの中核をなすロマン派以降のオペラ作品を取り上げてきました。 19世紀から20世紀始めにかけて書かれた沢山のロマン派のオペラは交通、メディアなどの急速な発展と相まって、人類共通の財産として現在、世界の沢山の歌劇場のレパートリーとして定着しています。しかしこの世紀を跨いでの劇場機構、舞台、演奏表現などの大きな変化の流れの中で、必ずしも相応しい評価を得られてこなかった作品も残されています。 作曲家が新しいドラマトゥルギーなどの実現を目指したそのような作品に光を当て、その目指したものの解明と再現を試みる中から、ロマン派オペラ作品の現代における新しい演奏のあり方を探ろうと思い活動をしています。 研究メンバーは、「くにたちの歌・オペラ」を代表する演奏家の先生方に、演出家、イタリア語・オペラ台本研究家などが一堂に集まっています。 プレシーズンとしての2007年度から始まったこのオペラ・プロジェクト活動の研究発表の場としての演奏会も、年を重ねて各方面から注目されるようになってきています。

メンバーは…
研究活動は…